中性脂肪を下げる食事とはどんなものですか?

糖質制限、脂肪制限、アルコール禁止


中性脂肪とは、エネルギー源として使われるエネルギー脂質で、皮下脂肪など通常の脂肪として蓄積されているトリグリセライドをいいます。

トリグリセライドは、水に溶けにくいため、血液中を流れる間は、水に溶けるタンパク質(アポ蛋白)や、リン脂質などに囲まれています。

トリグリセライドやコレステロールは、アポ蛋白とリン脂質でできた“バス”に“お客”として乗った形で血液中を流れており、この客を乗せた状態のバスを「リポ蛋白」といいます。

高脂血症には (1)コレステロールだけが高いもの(高コレステロール血症) 、(2)中性脂肪だけが高いもの(高トリグリセライド血症)、(3)その両方が高いもの などがあります。

とくに(3)のコレステロールと中性脂肪が高い種類の高脂血症では、動脈硬化が進みやすくなります。

(2007年から「高コレステロール血症」「高脂血症」「高トリグリセライド血症」「低HDLコレステロール血症」などを総称して、「脂質異常症」と呼ぶようになりました。)

高脂血症や動脈硬化は、症状がありませんが、末期で発症する心筋梗塞・狭心症、脳梗塞などの両疾患を合わせた死亡率は、がんによる死亡率よりも高くなっています。

動脈硬化が進んでしまうと、もとへ戻すことはできないということですので、そうなる前、高脂血症までの状態で直してしまいましょう。

●すべての高脂血症に共通
ア.体重の管理、低エネルギー食による肥満の是正。正常体重者は体重を増やさないようにする。
  標準体重1 kg当たり25~35 kcal、肥満者は30 kcal以下にする。
  標準体重=22×身長(m)2
イ.脂肪から摂るエネルギーを全エネルギーの25%以下にする。
  揚げ物、しもふり肉など脂肪の多いものを減らす。
ウ.動物性油脂を減らし、植物油脂にする。
エ.和食への回帰、魚料理や野菜、豆腐などを使った料理を多くする。
オ.抗酸化食(動脈硬化の予防として)
  1) αトコフェロール 10 mg: かぼちゃ、ほうれんそう、たらこ、緑茶、植物油、ナッツ、果物などに多く含まれる。
  2) ビタミンC 50 mg: 野菜、果物などに多く含まれる
  3) βカロチン 2.0 mg: 青のりなどの海藻、黄緑野菜、玉露、にんじんなどに含まれる。
  4) フラボノイド 30 mg: 果物(りんごなど)、野菜(たまねぎなど)、緑茶など茶類、赤ワイン、大豆などに多い。
カ.抗血栓食、高脂血症があると血小板凝集能が上昇しやすく、血栓もできやすい。
  血小板凝集能を下げる食品として、魚油やαリノレン酸などの多価不飽和脂肪酸がよい。
  その他:にんにく、ししとう、ほうれんそう、アスパラガス、セロリ、トマト、ねぎ、しそ、たまねぎ、ピーマン、すいか、柑橘類、コーヒー、ココア、煎茶などに抗血栓作用があるとされる。

●高トリグリセライド血症(血中中性脂肪高値)の場合
ア.糖分摂取量の制限:果物、砂糖、菓子類、アルコールは糖尿病に準ずる。
イ.カイロミクロンが高く、中性脂肪が400 mg/dLを超えるV型高脂血症ではさらに強力な脂肪制限が必要で、アルコールも禁止する。

中性脂肪とは、体脂肪のこと。中性です。

中性脂肪とは、体内の脂肪のことで、トリグリセライド(TG、TAG)という物質です。

中性脂肪は1分子のグリセリン(グリセロール)が3分子の脂肪酸とエステル結合しながら束ねている構造をしています。

肉や魚、食用油など食品中の脂質や、体脂肪の大部分を占める物質です。

アルカリ性でも酸性でもなく、中性を示すことから、中性脂肪と呼ばれています。

構成成分である脂肪酸は、動物性脂肪では飽和脂肪酸が多く、バターやラードのように常温では固体として存在しますが、植物性脂肪では不飽和脂肪酸が多く液状です。

中性脂肪は、人や動物にとって重要なエネルギー源であり、脂溶性ビタミンや必須脂肪酸の摂取にも不可欠です。

しかし、そのものを摂り過ぎたり、糖質を摂り過ぎたりしたとき、体脂肪として蓄えられて、肥満をまねき、生活習慣病を引き起こします。

血中の中性脂肪の値が150 mg/dL以上になると、高トリグリセライド血症とされ、メタボリックシンドロームと診断される基準(選択項目、脂質代謝異常)となります。

血中中性脂肪高値は、脂質異常症の1つ


脂質異常症には、3種類の状態があります。

◇コレステロールが高い(高コレステロール血症)
 ← 総コレステロール値220 mg/dL以上、またはLDLコレステロール値140 mg/dL以上

◇中性脂肪(トリグリセライド)が高い(高トリグリセライド血症)
 ← トリグリセライド値150 mg/dL以上

◇HDLコレステロールが低い(低HDLコレステロール血症)
 ← HDLコレステロール値40 mg/dL未満

高脂血症とは、「高コレステロール血症」もしくは「高トリグリセライド血症」のいずれか、または両方である状態です。

2007年から「高コレステロール血症」「高脂血症」「高トリグリセライド血症」「低HDLコレステロール血症」などを総称して、「脂質異常症」と呼ぶようになりました。

高トリグリセライド血症は、インスリンの効きを悪く

中性脂肪(トリグリセライド)値が高くなると、中性脂肪(トリグリセライド)の分解が遅れ、動脈硬化を進める“悪玉”のリポ蛋白(中間比重リポ蛋白など)が血液中に残ってきます。

この「中間比重リポ蛋白」の出現は中性脂肪値が150 mg/dL以上でみられ、この値以上が高トリグリセライド血症です。

高トリグリセライド血症は、善玉コレステロールが少なくなる「低HDLコレステロール血症」を伴い、さらに高血圧、肥満、ブドウ糖をエネルギーに変えるインスリンの効きが悪くなる“インスリン抵抗性”を伴ったりして、糖尿病を合併することがあります。

この病態は「シンドロームX」、「死の四重奏」、「内臓蓄積型肥満症候群」などの名前が付けられた、虚血性心疾患や脳梗塞が発症しやすくなる危険因子集積症候群です。

(まとめ)中性脂肪を下げる食事とはどんなものですか?

1. 糖質制限、脂肪制限、アルコール禁止

コレステロールと中性脂肪がともに高い種類の高脂血症(脂質異常症)では、動脈硬化がたいへん進みやすくなります。

糖尿病に準じた糖質制限、アルコール禁止です。

カイロミクロンや中性脂肪が高い場合には脂肪制限も必要といわれています。

食事制限せず、バランスのよい和食への回帰と抗酸化食を心掛けましょう。

2. 中性脂肪とは、体脂肪のこと。中性です。

中性脂肪とは、体内の脂肪(トリグリセライド)です。

肉や魚、食用油など食品中の脂質や、体脂肪の大部分を占める物質で、中性を示すことから中性脂肪と呼ばれています。

中性脂肪は、人や動物にとって重要なエネルギー源であり、脂溶性ビタミンや必須脂肪酸の摂取にも不可欠です。

しかし大切なものであるので、多過ぎても少な過ぎても病気を引き起こします。

3. 血中中性脂肪高値は、脂質異常症の1つ

脂質異常症には、3種類の状態があります。

コレステロールが高い「高コレステロール血症」、中性脂肪(トリグリセライド)が高い「高トリグリセライド血症」、HDLコレステロールが低い「低HDLコレステロール血症」です。

高脂血症とは、「高コレステロール血症」もしくは「高トリグリセライド血症」のいずれか、または両方である状態です。

4. 高トリグリセライド血症は、インスリンの効きを悪く

中性脂肪値が150 mg/dL以上になると、動脈硬化を進めるといわれる「中間比重リポ蛋白」が出現しますが、この状態が高トリグリセライド血症です。

高トリグリセライド血症は、低HDLコレステロール血症を伴い、インスリンの効きが悪くなる“インスリン抵抗性”を伴ったりして、糖尿病を合併することがあります。

これは「死の四重奏」などの名前が付けられた、心疾患や脳梗塞が発症しやすくなった状態です。

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糖質制限は、糖質が含まれる食材を何でも制限する訳ではなく、食べられるお肉もあれば、飲むこともできるお酒もあります。糖質が高い食材、低い食材の基本的な知識をつけていくことでストレスのない糖質制限を続けていくことができるでしょう。

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