リバウンド時は、体脂肪率が前より上がることがあります
運動を伴わない、極端な食事制限などのダイエットで体重が落ちた場合、脂肪とともに筋肉も落ちている可能性があります。
筋肉が減少すると、体全体の代謝が落ち、生活の中で消費するエネルギー量が減少します。
そのような省エネモードの体になっているところに、ダイエット前の食事内容や量を摂取したとしたら、エネルギー過多になり、余ったエネルギーは多くの場合、脂肪となって体に蓄積されてしまいます。
これがいわゆるリバウンドです。
以前より筋肉量は減少しており、リバウンドで脂肪が増加するわけですから、体脂肪の割合が増えてしまうというわけです。
ダイエットで筋肉量を落とさず、エネルギーを消費しやすい体づくりをすることで、体脂肪率の増加やリバウンドを防ぐことが可能です。
そのためには、運動はダイエットの大切な要素です。
また、炭水化物の摂取を減らすことで、体脂肪を優先的に消費できるようになります。
人間の体は、3大栄養素のうち、糖質を優先的に消費する仕組みになっています。
そのため、糖質が主な成分である炭水化物の摂取をタンパク質に置き換えながら、運動して筋肉量を上げることが、日常的に脂質を消費してやせやすい体に近づく効果的な方法です。
目次
筋肉量が減少するとやせにくい体になるかもしれません
「○○を食べ続けるだけでやせる」ダイエットや、極端なカロリー制限をおこなうダイエットだけを長く続けると、「やせた」という嬉しい成果の反面、筋肉量が減少している可能性があります。
筋肉は、体の基礎代謝を維持するために必要なものです。
筋肉量が多い人ほど、日常生活で消費するエネルギー量は大きくなります。
逆に、筋肉量が減少すると、日常生活で自然に消費されるエネルギー量も少なくなり、いわゆる「やせにくい体質」になる恐れがあります。
エネルギー消費量が減り、体が省エネモードになっているのです。
この時、ダイエットを終了したり中断したりして、ダイエット以前の食事量や内容に戻すと、リバウンドが起こりやすくなります。
消費しきれなかったエネルギーが、体内に蓄積されるのです。
リバウンドすると、多くの場合、体脂肪が増加しています
リバウンドは、これまで示したように、筋肉量が落ちて代謝が下がっている時に、過剰なエネルギー摂取をすることで起こるといえます。
十分な運動をしていない状態で、過剰にエネルギーを摂取したら、余ったエネルギーは体内に蓄積されるでしょう。
しかも、筋肉ではなく、脂肪というかたちでです。
ダイエット前と比較して筋肉量は減少し、リバウンドで脂肪が増加したとしたら、体脂肪率が上昇するのは当然といえるのではないでしょうか。
人間の体に必要な3大栄養素は、炭水化物、タンパク質、脂質の3つです。
このうち、活動のエネルギー源として優先的に消費されるのは炭水化物といわれています。
つまり、工夫しなければ脂質はなかなか消費されない栄養素の1つだ、ということです。
このことをふまえて食生活を工夫し、適度な運動をすることで、体脂肪がしっかりエネルギー消費されるような体づくりができるでしょう。
適度な炭水化物制限と運動で、やせやすい体づくりを
体内で、体脂肪が優先的に消費されるように仕向けていくためには、炭水化物の摂取を少なめにしてタンパク質に置き換えることが有効といわれています。
体内で消費される栄養素の優先順位は、1.炭水化物、2.脂質、3.タンパク質 の順であるといわれています。
体内に炭水化物が潤沢にあると、活動エネルギーとしてまず炭水化物が使われるため、体脂肪は使われないまま蓄積される状態が続いてしまいます。
炭水化物の摂取を適度に控えてタンパク質に置き換えれば、体脂肪が優先的に消費されやすくなり、ダイエットにも効果があるといえるでしょう。
タンパク質は消費の優先順位が脂肪よりも低く、また代謝を支える筋肉量のアップに必要な栄養素ですから、炭水化物の代わりに摂取するのにふさわしいといえます。
また、適度な運動を継続することで筋肉量のアップを図り、基礎代謝を上げることが「やせやすい体」「リバウンドしにくい体」づくりのために効果的です。
(まとめ)ダイエットでリバウンドしたら、体脂肪率は前より上がる?
ダイエットで筋肉が減少し、体全体の代謝が落ちた状態で以前の食事内容や量に戻すと、余ったエネルギーは多くの場合、脂肪となって体に蓄積され、体脂肪率が増えることがあります。
筋肉量を落とさず、エネルギーを消費しやすい体づくりをすることで、体脂肪率の増加やリバウンドを防ぐことが可能です。
極端な食事制限やカロリー制限をおこなうダイエットだけを長く続けると、筋肉量が減少している可能性があります。
日常生活で自然に消費されるエネルギー量も少なくなります。
ダイエットを終了したり中断したりして食事の量や内容をダイエット以前に戻すと、リバウンドが起こりやすいといえます。
十分な運動をしていないと、余ったエネルギーは筋肉ではなく、脂肪というかたちで体内に蓄積され、体脂肪率は上昇します。
エネルギー源として優先的に消費されるのは炭水化物といわれています。
このことをふまえて食生活を工夫し、適度な運動をすることで、体脂肪が消費されるような体づくりができるでしょう。
体脂肪を優先的に消費するためには、炭水化物の摂取を少なめにしてタンパク質に置き換えることが有効といわれています。
タンパク質は消費の優先順位が脂肪よりも低く、また代謝を支える筋肉量のアップに必要な栄養素です。
適度な運動を継続して筋肉量のアップを図り、基礎代謝を上げることがやせやすい体づくりに効果的です。

糖質制限は、糖質が含まれる食材を何でも制限する訳ではなく、食べられるお肉もあれば、飲むこともできるお酒もあります。糖質が高い食材、低い食材の基本的な知識をつけていくことでストレスのない糖質制限を続けていくことができるでしょう。