低炭水化物ダイエットをすると肌荒れを起こすものですか?

急に炭水化物を減らしたなら、肌荒れすることがあります


今まで普通に炭水化物ばかりを食べていたのに、急に、炭水化物を減らしたなら、腸内環境が適応できずに肌荒れすることがあります。

腸内環境、すなわち腸内細菌叢(腸内フローラ)が変化するために、肌が荒れることがあるのです。

炭水化物を多く含む食品を極力減らす低炭水化物ダイエットを行った場合、不足するエネルギーを補給するために、タンパク質や脂質が主体の食品を摂取することになるでしょう。

そこで代わりに食事の主体となるタンパク質は、炭水化物に比べ、消化自体に使われるエネルギー(DIT、食事誘発性熱産生)が大きく、消化して栄養分を吸収するために腸に負担がかかります。

低炭水化物ダイエットをすると、結果的に、食事のためにエネルギーが比較的多く必要となるのです。

それだけではありません。

低炭水化物ダイエットをすると腸内細菌叢(腸内フローラ)が作る物質のバランスが変わり、それにともない、全身のさまざまな化学反応それぞれのスピードが変わり、肌の調子が変化します。

もしも、低炭水化物ダイエットをしているのに、代わりとなるタンパク質や脂質をあまり食べなければ、肌のターンオーバーに使われる量に達しないこともあるでしょう。

肌荒れを起こさないようにするには、徐々に食事を低炭水化物食に変えていくことが重要です。

タンパク質で変わる腸内細菌叢(腸内フローラ)

腸内細菌叢(腸内フローラ)は大きく4種類に分けることができますが、そのうち、フィルミクテス門(ファーミキューテス門)の細菌は、皮膚に常在している菌や、発酵食品に含まれている菌、土壌菌などと同じです。

このフィルミクテス門の細菌は、小腸で活動するとき他の細菌と比べて、食事から人体へと取り込み受け渡すエネルギー量が多いという特徴があります。

また、このフィルミクテス門の細菌は、タンパク質などを食べると増える性質があります。

タンパク質を食べると増える上、多くのエネルギーを取り込むことができるため、この細菌が関われば、肥満に結びつきやすいといわれるほどです。

ところで腸内細菌叢(腸内フローラ)は、「善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7」の割合となるのが理想的だといわれています。

フィルミクテス門は日和見菌のひとつですので、日和見菌の割合の中で交代がある分には構いません。

しかし睡眠や食事など、生命の基盤となる習慣を安定したものにしなければ、細菌も居心地が悪く、理想的な腸内細菌叢(腸内フローラ)を作り、保つことは難しいのが現実です。

腸内細菌叢(腸内フローラ)の全体のバランスが崩れれば、肌荒れが起こります。

小麦アレルギーなら逆に改善するかもしれません


食物アレルギーに起因するアトピー性皮膚炎患者のうち、3大食物アレルゲン(卵白、牛乳、大豆)に比べて、小麦や米に感受性を示す患者が予想以上に多いそうです。

10人に1人いるといわれるグルテンアレルギーであったり、その他の小麦アレルギーであったりするなら、低炭水化物ダイエットをすることによって、副次的に、肌荒れが改善するかもしれません。

一般的に炭水化物だと思われている小麦粉は、タンパク質であるグリアジンとグルテニンを、合わせて6~15%も含んでいます。

小麦製品をほとんど口にしなくなったなら、アレルギーによる肌荒れが改善する可能性があるのです。

小麦アレルギーには、3つのカテゴリーがあります:

(1)タンパク質性のアレルゲン(全体の6割以上はグルテンに反応する)
 

  1. 塩不溶性のタンパク質(グルテン)に反応するもの
  2.  

  3. 塩溶性のタンパク質(グロブリンなど)に反応するもの
  4.  

  5. 両方に反応するもの

(2)タンパク質結合糖類がアレルゲン
 (1)の2の一部タンパク質の糖鎖部分がアレルゲン

(3)非タンパク質性のアレルゲン
 マンノグルカン(グルコース:マンノース比が4.4:1の化合物)


例えば、(1)の2のグロブリンなどだけに反応する小麦アレルギーなら、グルテン入り米粉で作ったパンやクッキーなどを食べることができます。

気づかず自分が反応してしまう小麦製品を食べていた場合、その人が、低炭水化物ダイエットによって小麦製品を口にする機会が減少し、まるでアレルギー治療・予防効果を有する低アレルゲン化小麦粉を食べるように極低量だけ摂取するようになったなら、肌の調子は良くなるでしょう。

腸内細菌叢(腸内フローラ)は代謝臓器です

国立精神・神経医療研究センターは、うつ病、統合失調症、双極性障害について、患者の腸内細菌叢(腸内フローラ)を精査し、各精神疾患と腸内細菌叢(腸内フローラ)の関係を明らかにしています。

各細菌数の測定で精神疾患の有無、重症度などの判定方法に使用できることを見い出し、研究しているそうです。

平成27年にはヤクルトと特許の共同出願を行い、引き続き精神疾患における腸内細菌を用いる新しい治療薬の研究を進めているということです。

肌と精神は、発生学上、同じ外胚葉から分化しており、非常に関連性が深いということが分かっています。

そもそも、腸内細菌というものは、人間が摂取した食物を自分の生存のために少しだけ取るけれども、それ以上に人間に貢献をしています。

人間が自分だけでは利用できない食物繊維を代謝して、栄養に変え、それを人間に返すという共生相互作用を行っています。

具体的には、人間が合成できないビタミンやアミノ酸を供給していますので、これら腸内細菌の寄与がなくなってしまったなら、人間はその分を多く、栄養素を摂取しなければならなくなるのです。

腸内細菌叢(腸内フローラ)を健康に保つことが、肌、そして人体全身を健康に導く鍵であることは間違いないでしょう。

(まとめ)低炭水化物ダイエットをすると肌荒れを起こすものですか?

1. 急に炭水化物を減らしたなら、肌荒れすることがあります

今まで普通に炭水化物ばかりを食べていたのに、急に、炭水化物を減らしたなら、腸内環境が適応できずに肌荒れすることがあります。

腸内環境、すなわち腸内細菌叢(腸内フローラ)が変化するために、肌が荒れることがあるのです。

肌荒れを起こさないようにするには、徐々に食事を低炭水化物食に変えていくことが重要です。

2. タンパク質で変わる腸内細菌叢(腸内フローラ)

フィルミクテス門の細菌は、タンパク質などを食べると増える性質があります。

腸内細菌叢(腸内フローラ)は、「善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7」の割合となるのが理想的だといわれています。

睡眠や食事など、生命の基盤となる習慣を安定したものにしなければ、細菌も居心地が悪く、理想的な腸内細菌叢(腸内フローラ)を作り、保つことは難しいものです。

3. グルテンアレルギーなら逆に改善するかもしれません

食物アレルギーに起因するアトピー性皮膚炎患者のうち、3大食物アレルゲン(卵白、牛乳、大豆)に比べて、小麦や米に感受性を示す患者が予想以上に多いそうです。

一般的に炭水化物だと思われている小麦粉は、タンパク質であるグリアジンとグルテニンを、合わせて6~15%も含んでいます。

10人に1人いるといわれるグルテンアレルギーであったり、その他の小麦アレルギーであったりするなら、低炭水化物ダイエットをすることによって、副次的に、肌荒れが改善するかもしれません。

4. 腸内細菌叢(腸内フローラ)は代謝臓器です

腸内細菌は、人間が自分だけでは利用できない食物繊維を代謝して、栄養に変え、それを人間に返すという共生相互作用を行っています。

人間が合成できないビタミンやアミノ酸を供給していますので、これら腸内細菌の寄与がなくなってしまったなら、人間はその分を多く、栄養素を摂取しなければならなくなるのです。

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糖質制限は、糖質が含まれる食材を何でも制限する訳ではなく、食べられるお肉もあれば、飲むこともできるお酒もあります。糖質が高い食材、低い食材の基本的な知識をつけていくことでストレスのない糖質制限を続けていくことができるでしょう。

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