食事制限につきものの停滞期は避けられますか?

いいえ、ダイエットをする限り、停滞期は必ずやってきます


小さい頃、欲しいものは誕生日か、クリスマス・お正月まで待たされなかったでしょうか。

私たちが思う、すばらしい筋肉、美しい体型は、同様に、すぐには手に入りません。

健康は、それだけ価値のあるものなのです。

しっかり計画通りに数か月、ダイエットをすすめていったとき、2~3週間も体脂肪が落ちない、壁のようなものに突き当たった経験は、皆様にあるのではないでしょうか。

これは「停滞期」と呼ばれています。

最初に停滞期がやってくる時期は、元の体型と、日頃かかえているストレスの量によって、違ってきます。

一般的に、食事制限&運動によるダイエットと、精神的ストレスとは、体にとっては等価のストレスなので、処理するためにエネルギーを取り合っています。

元が標準体型なら停滞期は1.5~2か月でやってくるかもしれませんが、元が細身なら1か月とみましょう。

肥満体型だった場合は3~4か月でやってくるでしょう。

ダイエットを続ければ続けるほど、停滞期は早めにやってくるはずです。

それは、体重減少に合わせて、消費カロリーが減るからです。

どういうことでしょうか。

ダイエットを続けていれば、なんらかの食事制限をしているはずで、その摂っている食物の量が減っているために、消化に必要なエネルギーが減っています。

また、ダイエットを続けていれば、ダイエットの運動面において、運動を実行するための必要なエネルギーは脳や体の慣れにより減ってくるものです。

さらに、ダイエットを続けていれば、体が軽くなっているため、維持するために必要な基礎代謝が落ちます。

つらいダイエットをしているなら生活活動量(NEAT=Non-exercise activity Thermogenesis=非運動性熱産生)が減り、楽しいダイエットをしているなら、NEATが増えます。

ダイエットが進むにつれ、食事量を「少し」減らさなければ、減量は進まないのです。

しかし、摂取エネルギーをどんどんと減らさず、健康に停滞期を超える方法があり、おすすめできますので、以下、お伝えいたします。

ノミが体を小さくして跳べたような停滞期の超え方もあります

高度肥満症の治療には、食事制限カテゴリーの減量法としては最も強力な絶食療法に端を発した「VLCD療法(超低エネルギー食療法)」があります。

現在のところ、VLCD療法(超低エネルギー食療法)、運動療法、行動修正療法(食事確立療法)を組み合わせた3者併用療法が、高度肥満症治療の主流です。

参考に)食事確立療法とは:
 

  1. グラフ化体重日記 … 1日4回体重測定(起床直後/朝・夕食直後/就寝直前)
  2. 咀嚼法 … 1口30回(29回でも31回でもなくきっちり30回)
  3. 食事日記 … 実際に食べた量と認知量のずれを自覚

VLCD療法(超低エネルギー食療法)は例の壁、停滞期を乗り越えるために開発され、改良が重ねられています。

VLCD療法用のフォーミュラには、最小限のエネルギーと、十分なタンパク質、ビタミン、ミネラルが入っています。

その目指す具体的なものは、異化の抑制と、除脂肪組織の崩壊防止、ケトン体過剰産生防止、電解質失調防止、全身倦怠感防止、不整脈防止です。

オベキュアやオプティファーストといった医療用のフォーミュラは、卵白やスキムミルクを主原料に、糖質、ビタミン、ミネラルが加えられており、この粉末を水に溶いて飲みます。

しかし食物を噛むこと、咀嚼は、さまざまなホルモンの分泌を促進し、きちんと姿勢を正して立つことを可能にし、また、歯茎も丈夫にするため、より望ましい固形のフォーミュラが模索されています。

湯布院厚生年金病院での実験によると、1日460kcalのVLCD療法を実施したところ、低エネルギー麺や、低エネルギー高繊維食品の活用、咀嚼法の確立、治療意欲の向上、調理の工夫などもあり、空腹感もなく継続実施できたということです。

この方法は土台となる考え方が、食事制限で痩せようというものですので、やはり、高度肥満症の方が標準体型になりたい限られた時期に重宝するエネルギー制限法です。

日本人の成人で0.2~0.3%いるといわれているBMI35以上の高度肥満症の方が、やってきた停滞期を超えるために使える食事制限法でしょう。

VLCD療法(超低エネルギー食療法)では、エネルギーが増えて入ってこないですので、エネルギーを使って筋肉をつくることはまずできません。

運動をがんばって行っても、筋肉を維持することで精一杯となります。

運動をしながら、筋肉を糖新生で分解させず、筋肉をつくっていくためには食べなければいけません。

研究考察には、「VLCD療法の施行に当たり、いかにたんぱく質を確保することが重要であるかが分かる」とありました。

停滞期は、3歩歩いて2歩下がり、波に乗って超えるのです


糖質制限をしていても、停滞期を超えるには、365日「睡眠」程度だけ同じ調子であれば、あとは波があっていいのです。

つまり、ダイエットを周期的に休み、波に乗って停滞期を超えるのです。

停滞期が来るたびに、記録だけは付け続け、異常でない程度に、いくらでもゆったりすごします。

糖質も、過度でない程度に食べて休み、いわば綱引き第2回戦に備えて、少し緩めて力を蓄えるのです。

糖質を摂ると、甲状腺ホルモンやレプチンが回復するといわれます。

例えば、糖とタンパク質が結びついた糖タンパク質には、甲状腺刺激ホルモンや黄体形成ホルモンがあります。

この働きによりつくられた甲状腺ホルモンは、標的器官が全身のすべての細胞で、全身の細胞で基礎代謝量の維持か促進、つまり基礎代謝量を増大させる方向の働きをします。

同様に、糖タンパク質である黄体形成ホルモンは、テストステロンや、エストロゲンやプロゲステロンをつくります。

これらのホルモンの糖の部分は果糖(果物に含まれる)、ガラクトース(乳製品)、マンノース(果実など)、グルコサミン(ブドウ糖が変換された形のひとつ)などでできています。

停滞期は自然なものです。

定期的に休んで、また出発しましょう。

前よりも先に進んだところで、次の停滞期がやってくるはずです。

停滞期がやってくる時期を早める、ストレス

停滞期は必ずやってくるもので、再出発のために寄港するようなものですが、それでも、あまりにもすぐに訪れるようでしたらストレスが原因かもしれません。

一般的に、食事制限や運動によるダイエットと、精神的ストレスとは、体にとっては等価のストレスなので、処理するためにエネルギーを取り合っています。

ストレスによって、アミノ酸を使ってしまう糖新生がより進むようになり、体内の糖質量を増加させ、心理的刺激により実験的糖尿が引き起こされることが分かっています。

ラットの実験では、ストレスが取り去られ不安が消失したあとも、その糖尿は60日を経過しても完全に回復はしなかったということです。

私たちに過剰なストレスがかかっていると、倍のエネルギーを消費するため筋肉を利用する糖新生が近くなり、さらに、ストレスにより負の影響を受けるホルモンが多数あるため、正常に痩せることが難しくなります。

ダイエット成功グループと失敗グループの日記データと食事ログを比較した研究があります。

成功グループの日記には、「ダイエット」「食事」「ジム」「お腹」「栄養」「トレーニング」あるいは「本日」「明日」「寒天」「麦茶」「昼食」といった言葉が並んでいました。

くよくよせず、今できることを、いつも今から挽回していけばいいのです。

過重なストレスに負けそうになったら、誰かに共にいてもらいましょう。

(まとめ)食事制限につきものの停滞期は避けられますか?

1. いいえ、ダイエットをする限り、停滞期は必ずやってきます

計画通りにダイエットをすすめていても、2~3週間も体脂肪が落ちない「停滞期」は、必ずやってきます。

最初に停滞期がやってくる時期は、元の体型と、日頃かかえているストレスの量によって、違ってきます。

2. ノミが体を小さくして跳べたような停滞期の超え方もあります

絶食療法に端を発した「VLCD療法(超低エネルギー食療法)」があります。

咀嚼は有益な事象を引き起こすため、より望ましい固形のフォーミュラが模索されています。

VLCD療法 は高度肥満症の方が標準体型になりたい限られた時期に重宝するエネルギー制限法です。

3. 停滞期は、3歩歩いて2歩下がり、波に乗って超えるのです

停滞期を超えるには、糖質制限をしていても、糖質も適度に食べてダイエットを周期的に休み、いわば波に乗って停滞期を超えることができます。

糖質を摂ると、糖タンパク質である種類のホルモンが活性化します。

例えばこの働きによりつくられた甲状腺ホルモンは、全身の細胞で基礎代謝量に対して、増大させる方向の働きをします。

4. 停滞期がやってくる時期を早める、ストレス

過剰なストレスがかかっていると、筋肉を利用する糖新生が近くなり、多数のホルモンが負の影響を受けて、正常に痩せることが難しくなります。

ダイエット成功グループ日記データには、「本日」「明日」「寒天」「麦茶」「昼食」といった言葉が並んでいました。

くよくよせず、今できることを、いつも今から挽回していきましょう。

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糖質制限は、糖質が含まれる食材を何でも制限する訳ではなく、食べられるお肉もあれば、飲むこともできるお酒もあります。糖質が高い食材、低い食材の基本的な知識をつけていくことでストレスのない糖質制限を続けていくことができるでしょう。

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