食事制限をすると栄養素が偏りビタミンが不足しやすくなります
食事の量を減らしたり単品だけを食べ続けたりする食事制限を行っていると次第に栄養バランスに偏りがでてきてしまい、ビタミンも不足しがちになるでしょう。
ビタミンは人間の体内でつくることができない栄養素であり、不足すれば体調に影響がでてしまうので、ダイエット中も十分ビタミンがとれるような食事内容にする必要があります。
ビタミンは体内で作ることのできない栄養素です
ビタミンはエネルギーになったり体を作る元になったりする栄養素ではありませんが、体のさまざまな働きをサポートしてうまく機能するようにするための栄養素です。
そのため、不足すると体内のあらゆる機能がきちんと働きにくくなってしまい、体調に影響を及ぼす恐れがあります。
しかし、それほど大切な役割を持っているビタミンですが、人の体内でつくり出すことはできません。
さらに、種類によっては体内に蓄積することもできないため、食べ物から定期的に摂取する必要があるのです。
ですが食事制限をしていると、食べた物の量が少ないためにビタミン量が不足しがちになり、単品だけを食べ続けていればビタミンの中でもとれている種類に偏りが出てしまい、やはり体調に影響を与えてしまうでしょう。
健康を維持したい、健康的に痩せたいと考える時ほどビタミン不足にならないよう栄養バランスに注意した食事を心がける必要があります。
ビタミン不足でやせにくくなることがあります
ビタミンにはさまざまな種類があり、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンにわけられます。
水溶性ビタミンは多少とりすぎても尿として排せつされますが脂溶性ビタミンはとりすぎると体内に蓄積されてしまい体に影響を及ぼす恐れがあるでしょう。
そのため、ビタミンは継続して適量ずつ毎日とり続ける必要があるのです。
ビタミンの中には、糖質・脂質・たんぱく質の代謝を助ける、酵素の働きを助けるなどの働きをそれぞれ持っており、さらに糖質・脂質・たんぱく質が消化によって分解された形の栄養素の代謝を助ける働きを持つ種類もあります。
そのため、とっているビタミンの種類に偏りがあっても十分に体の機能をスムーズにする働きが期待できなくなってしまうでしょう。
栄養素がきちんと使われなければエネルギーを燃焼しようとする働きにも支障が出やすいので、ビタミンが不足したために脂肪の燃焼効率が落ち、せっかく食事制限を頑張っても痩せにくくなってしまうことも考えられるのです。
食事制限中でも野菜や海草はしっかり摂りましょう
食事制限をする時には、野菜や海草をしっかりととってビタミン不足にならないようにすることもポイントです。
ほうれん草・小松菜・春菊・白菜などの葉物野菜を積極的に選ぶと良いでしょう。
他にも、もやし・なす・アスパラ・きゅうり・大根などもおすすめです。
野菜の中には糖質を多く含み、ダイエット中には控えておきたいものもあり、それはイモ類やかぼちゃ、とうもろこしがあたります。
全くとらないようにすることを目標にするより、他の野菜をたくさんとり糖質の多い野菜は量を少なめにすると良いでしょう。
もし野菜を使ったメニューに悩んでしまう場合や忙しくて下ごしらえなどをしていられない時には、できあがって販売されている惣菜を使う方法もあります。
ただし味付けが濃かったり砂糖などがたくさん使われていたりする惣菜も多いため、低糖質を心がけてつくられた惣菜を見つけて購入しておくと欲しい時にすぐ使えて便利です。
(まとめ)食事制限ではビタミンが不足しがちってホント?
食事制限をしていると必要な栄養素のバランスが偏りやすく、ビタミン不足になることも少なくありません。
ビタミンは人間の体に不可欠な栄養素ですが、体内で作ることはできないため、食事から十分に補う必要があります。
ビタミンは体の調子を整えるために不可欠な栄養素ですが、人間の体内でつくることはできないため、食べ物からとらなくてはなりません。
食事制限をしているとビタミン不足になったりビタミンの種類が偏ったりしやすいのでバランスよくとることが大切です。
水溶性ビタミンはとりすぎると排せつされ脂溶性ビタミンは蓄積されて体に影響を及ぼすことがあるので毎日少しずつとりましょう。
エネルギーの燃焼を助けるビタミンもあることから、不足するとせっかく食事制限をしても痩せにくくなるかもしれません。
食事制限をする時にも野菜や海草をしっかりとってビタミンを十分に補いましょう。
野菜を使ったメニューを毎回用意することが難しいと感じる時には低糖質を心がけてつくられた惣菜を用意しておき、必要な時に使うと便利でしょう。