カフェインを含むエナジードリンクでプチ断食はできますか?

いいえ。内臓が休まらず、また、プチ断食断念の可能性も


デトックスとは、もともとは、有害物質や有害重金属を排出・排毒するという意味です。

一度摂取した毒素は、なかなか排毒できませんが、まったく排毒できないわけではなく、汗、爪、毛髪、尿、便などから排毒されます。

このうち便からの排毒は75%といわれており、食物繊維を十分に摂り、腸内細菌叢を整え、便通を普段からよくしておくことは大変重要なデトックス法です。

さて、食事制限の一種、プチ断食は内臓を休め、また便秘解消にも効果的といわれています。

プチ断食とは、数日間、食事を断って内臓を休ませる断食です。

腸内環境が整うので結果的にダイエットにも効果がありますが、内臓を休ませ、デトックスを狙うところに目的があります。

内臓を休ませるためには、数日間のプチ断食として、効率よくはじめから消化が容易なものを摂ればよいのですが、ここでエネルギー入りゼリー飲料やエナジードリンクを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。

実は、現状、ゼリー飲料でもカフェイン入りがあり、エナジードリンクはほとんどがカフェイン入りです。

しかし、カフェイン入りのエナジードリンクでは、カフェインが及ぼす全身への作用により内臓が休まりません。

また、個人ごとに反応が異なるカフェインですから、もしかしたら精神的・肉体的にカフェインが働きすぎ、プチ断食を断念しなければならない可能性もあります。

カフェインを含んだエナジードリンクなどを用いてプチ断食することは、必ず避けましょう。

以下、その根拠を挙げていきます。

カフェインによる、体の極端な反応――善と悪

1909年、コカ・コーラには、現代のレッドブルと同じ分量のカフェインが入っていたそうです。

当時、耐久力を必要とする競技の選手は、コカ・コーラを絶賛していたそうです。

現在、カフェインが手放せない選手がいる一方、競技当日の後半にだけ使う人、競技中は摂らないようにしている人もいます。

競技中に摂らない人は、「競技中にカフェインを摂ると、胃の調子が悪くなる」といい、自分用のゼリーや飲み物を用意するそうです。

「カフェイン入りのゼリーばかりつくる会社が増えているので」、競技中にカフェインを摂らないようにするのは難しくなっているという話もあります。

カフェインは運動能力を高める効果が認められることは明らかだ、ということで競技の日が近づいたらカフェインを控え、脳内のアデノシン受容体をリセットし、耐性を弱めて当日のカフェインの効果を高めるそうです。

しかし、カフェインを常用している人が常用の慣れのために効果が低下しているところを、効果を高めるためにカフェイン量を倍に増やすと、適量を超えてしまいイライラや腹痛など不快症状が出るかもしれないそうです。

アラスカの犬ぞりレースで気合いを入れるためにカフェインの錠剤を5錠飲んだある人は、手が震え、耳鳴りが激しくなり、光の感受性が変化し、めまいがして犬ぞりから2回も転げ落ちたという話もあります。

譫妄状態、知覚障害、運動障害。

カフェイン使用は難しく、常用癖をもたらし、辞めようとしたときにもさまざまな症状を引き起こす可能性があります。

激しい運動をしている自覚がないままに、エネルギー消費と酸素摂取量が増えたという実験結果もあるそうで、代謝異常を引き起こすことが分かっています。

カフェインは運動意欲を起こし、運動能力を高める働きがありますが、常用癖をもたらす前の初期段階にだけ使用することが望ましいということです。

カフェイン⇒アルコール⇒カフェイン――依存の悪循環の存在


カフェインに対する反応は個人差が大きく、紅茶を飲めないランナーがもしカフェインを利用したなら、運動能力の向上は期待できるが、副作用の神経過敏という弊害のほうが大きくなるだろうといわれています。

運動選手を対象にしたカフェイン研究をしているアメリカ人の一人は、依存になるまでカフェインを摂ってしまう人が多いことに警鐘を鳴らしています。

終日カフェインを摂り続けたせいで布団に入っても寝付けずアルコールや睡眠薬が必要になり、翌朝はふらふらするため、またカフェインが必要になるという悪循環に陥る人が、多く存在するそうです。

実際、運動能力を高めるためにカフェインを使用する自転車競技やトライアスロンなどの選手が二次的に陥る由々しき事態は、安眠するために睡眠薬に依存するようになる、サプリメント使用の悪循環、だそうです。

さらに、カフェイン入りアルコール飲料は、酔っている自覚を薄れさせ、重大な犯罪や事故の被害者や加害者を生みやすいことが分かっています。

マハリシ・アーユルヴェーダ(欧米の医師たちが参加して集大成・再編されたアーユルヴェーダ)によると、アルコールは心身の具合が悪くなってくるとほしくなるもので、元気になればなるほど、いらなくなるものだそうです。

もし、アルコールを飲んだなら、時間をおいて温かい牛乳を飲むとよいでしょう。

カフェインは、体力を回復させるノンレム睡眠を減少させます

アメリカの高校生のカフェイン摂取アンケート調査で、エナジードリンクや炭酸飲料、コーヒーなどのカフェイン飲料をよく飲む生徒は、「昼間、眠気を催すので、カフェインを摂れば元気が出ると思い、1日を乗り切るためにカフェインを摂る」と答えていたそうです。

就寝時のカフェインに対する反応は、ストレスとも関係があるようです。

ストレスによる睡眠障害を起こしやすい人のほうが、カフェインの影響を受けやすいことが分かっています。

カフェインは他の刺激物と異なり、体力を回復させる深い眠り・ノンレム睡眠を減少させる、と示す論文も出ています。

内臓を休めて体力の回復を目指す場合には、カフェインを使用してはいけません。

(まとめ)カフェインを含むエナジードリンクでプチ断食はできますか?

1. いいえ。内臓が休まらず、また、プチ断食断念の可能性もあります

カフェイン入りのエナジードリンクでは、カフェインが及ぼす全身への作用により、内臓が休まりません。

個人ごとに反応が異なるカフェインですので、精神的・肉体的にカフェインが働きすぎ、プチ断食を断念しなければならない可能性もあります。

カフェインを含んだエナジードリンクなどを用いてプチ断食することは避けましょう。

2. カフェインによる、体の極端な反応――善と悪

1909年、コカ・コーラには、現代のレッドブルと同じ分量のカフェインが入っていたそうです。

カフェインは運動意欲を起こし、運動能力を高める働きがあるため、当時、耐久力を必要とする競技の選手は、コカ・コーラを絶賛していたという話があります。

現在は、カフェインが手放せない選手、競技後半に使う選手、競技中は摂らない選手がいるそうです。

それは体感で理解しているからで、カフェインを常用している人が効果を高めるため倍量に増やすと、イライラや腹痛など不快症状が出るので注意が必要でしょう。

3. カフェイン⇒アルコール⇒カフェイン――依存の悪循環の存在

終日カフェインを摂り続けたせいで、寝付けず、アルコールや睡眠薬が必要になる
⇒翌朝はふらふらするため、またカフェインが必要になる⇒アルコールや睡眠薬⇒……
という悪循環に陥る人が、多く存在するそうです。

カフェイン入りアルコール飲料は、酔っている自覚を薄れさせ、重大な犯罪や事故の被害者や加害者を生みやすいことが分かっています。

もし、アルコールを飲んだなら、時間をおいて温かい牛乳を飲むとよいということです。

4. カフェインは、体力を回復させる、ノンレム睡眠を減少させます

ストレスによる睡眠障害を起こしやすい人のほうが、カフェインの影響を受けやすいことが分かっています。

カフェインには、体力を回復させる、ノンレム睡眠を減少させるというデータもあります。

内臓を休めて体力の回復を目指す場合には、カフェインを使用してはいけません。

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