プチ断食として1日1食にするのはどうですか?

1日1食はプチ断食には向きません


プチ断食とは、数日間、食事を断って内臓を休ませる断食で、便秘解消やデトックスのためによいとされます。

たとえば、3日間のプチ断食は、1か月に1度の頻度で週末や連休の3日間を使って行うとちょうどよいそうです。

1日1食でプチ断食をするのはどうでしょうか。

加藤寛一郎氏『一日一食 断食減量道』(講談社+α新書、2002)には、1日1食ダイエットを何度もされた著者(東京大学名誉教授)の実体験が詳しく描かれています。

方法は、バランスの取れた1400キロカロリー程度の食事を1日に1度摂り、運動をしっかり行う、ということです。

著者はこの方法で、3か月で15キロ減量したそうです。

この方法は「最初に少し訓練がいる」「三日目くらいから無茶苦茶に食べたくなる。多分、天井がゆがんで見えるはずだ。ここを通過すれば大丈夫である。そうすると体重が減り始め、毎日が爽快な気分になる」。

重要なことですが、1日1食減量法は、脂肪を体内に蓄えた「太る体質の人が」「標準体重まで」やせるため、御自分のために考え出された方法だそうです。

3日間程度で終了させるプチ断食を1日1食減量法にした場合、すべてがつらくなったところでやめ、乗り越える愉しみを知らずに、吹っ切れて食べ始めるでしょう。

つまり、3日間程度で終了させるプチ断食に1日1食は向かないのです。

減量が精神の愉しみ、肉体の愉しみとなるかどうか

『一日一食 断食減量道』の解説で、元東京大学医学部部長の石川隆俊氏は、次のように書いています。

「著者の減量を行う目的は心の愉しみを求めての行動であり、減量をはじめてから数日間、天井がゆがんで見える時期を乗り越えれば、心身ともに爽快感にあふれ、気力充実、意欲が亢進するとともに、運動性も高められる。肥満が原因と指摘される、病的状況、高コレステロール血症、脂肪肝などはたちまち改善される。」

「著者が減量の方法として基本的に推奨する一日一食法は、理にかなっていると思われる。肥満体にとって、脂肪が燃焼する限りエネルギーの枯渇はありえず、ビタミンやミネラルをバランスよくとれば健康体である限り、なんら危険はない。」

楽しい、と思ったときに、何事もうまくいくようになるのが人間というものですね。

大切なのは、満腹「感」


同著によれば、減量の最大の秘密は、少量の食事を長時間食べ続ける方法、ということのようです。

加藤寛一郎氏の場合は、1日に1度、夜にまとめて食べ、時間をおいたために小さくなった胃に腹一杯食べる、ということだそうです。

朝に何か食べると、それがりんご半分であっても、体のほうが3食食べるリズムで活動をはじめてしまい、昼食時の空腹感を倍増させたということがあります。

最初は少し苦しいけれども、長期的にはこのほうがはるかに楽であり、さらに1日1食のほうが体が脂肪を燃焼させることに、より早く慣れたのだそうです。

この著者とは別のダイエッターによれば、とにかくよく噛むことだ、そうすれば長時間食べ続けられる、ということでした。

さて、プチ断食に戻ってみたとき、このお話から得るものは、寝っていた胃を起こしにくい食べ物でプチ断食に挑んだほうがいい、ということでしょうか。

「これから十キロ、十五キロ減量しようとする人に、朝のフルーツや昼のパン1枚は、絶対に勧めない。それは苦痛を増すことであって、減量の足しにはならない。」「あれは正しくないと思う。少なくとも、自ら実践している人の言葉ではない。」

「寝る胃を起こして爆発的な食欲」に結びつきにくい食べ物

満腹感が得られ、やさしい食べ物には何があるでしょうか。

満腹感といえば、多種多様の美味しいものを、ほんの少しずつ。

やさしいといえば、消化しやすい料理にしたものです。

参考になるものを、『一日一食 断食減量道』から具体的に探すと、
・わかめ ・目刺し ・煎餅 ・薩摩揚げ ・豆大福 (を消化しやすい形に)

蓮村誠氏『毒を出す食 ためる食』(PHP文庫、2011)から探すと、温かく油分を少しだけ含んだ軽い食事がよく、具体的には

  • ホットミルク(食事と一緒は✕。単品あるいは穀類・甘味のものとなら一緒に摂ってよい)
  • はちみつ(40℃以上の熱を加えないこと)
  • 大豆以外の豆料理やスープ
  • 生姜を入れた葉野菜料理(ほうれん草、小松菜)
  • 蕎麦、古米や雑穀のご飯
  • 喉が渇いたらお白湯(さゆ)(10分沸かし続けたお白湯を1日3回)
  • 大根、たまねぎ、オリーブ、くるみ、グレープフルーツ、柿、苺 も可

少量で楽しく満足することが、プチ断食をも成功させる秘訣と考えられます。

(まとめ)プチ断食として1日1食にするのはどうですか?

1. 1日1食はプチ断食には向きません

1日1食で過ごすやり方は、バランスの取れた1400キロカロリー程度の食事を1日に1度摂り、運動を行うのですが、考案者はこの方法で3か月以上を過ごされています。

3日目くらいから大変な食欲に襲われ「天井がゆがんで見え」、ここを通過すれば体重が減り始め、「毎日が爽快な気分になる」そうです。

すべてがつらくなったところでやめ、乗り越える愉しみを知らずに、吹っ切れて食べ始めるプチ断食に、1日1食は向かないのです。

2. 減量が精神の愉しみ、肉体の愉しみとなるかどうか

元東京大学医学部部長の石川隆俊氏は同著の解説に寄せた言葉によると、「著者の減量を行う目的は、心の愉しみを求めての行動であり、減量をはじめてから数日間、天井がゆがんで見える時期を乗り越えれば、心身ともに爽快感にあふれ、気力充実、意欲が亢進するとともに、運動性も高められる。」

3日をすぎて楽しいと思ったときにうまくいくようです。

3. 大切なのは、満腹「感」

減量の最大の秘密は、少量の食事を長時間食べ続ける方法のようです。

1日に1度、夜にまとめて食べ、時間をおいたために小さくなった胃に腹一杯食べるようです。

また、別の話によれば、とにかくよく噛むことだ、そうすれば長時間食べ続けられる、といった意見も記されています。

4. 「寝る胃を起こして爆発的な食欲」に結びつきにくい食べ物

満腹感が得られ、やさしい食べ物には何があるでしょうか。

  • ホットミルク(食事と一緒は✕) ・はちみつ(40℃以上の熱✕)
  • 大豆以外の豆料理やスープ ・生姜を入れた葉野菜料理 ・蕎麦、古米や雑穀のご飯
  • 大根、たまねぎ、オリーブ、くるみ、グレープフルーツ、柿、苺
  • わかめ ・目刺し ・煎餅 ・薩摩揚げ ・豆大福

これらを参考に、多種多様の美味しいものを「ほんの少しずつ」、消化しやすい料理でいただきましょう。

喉が渇いたらお白湯(さゆ)をいただくのも重要です。

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