V中性脂肪が多いと尿酸値も高くなりますか?

尿酸値の高い人は、中性脂肪が多い傾向があります


尿酸値が高い人は、そうでない人と比べると血液中のコレステロールや中性脂肪が多いことがわかっています。

そもそも尿酸値は、どうして高くなるのでしょうか。

原因はさまざまですが、尿酸を排泄する機能が低下する「体質的なもの」、食生活や運動不足などの「生活習慣」によるもの」などがあるようです。

血液検査をして、尿酸値が7 mg/dLを超えると「高尿酸血症」と診断されます。

高尿酸血症を放置すれば、痛風や尿路結石を発症しやすくします。

さらに、高尿酸血症の患者さんは「脂質異常症」にもなりやすいといわれています。

この脂質異常症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪の量が異常になる病気です。

さて、健康のために何かできることをとダイエットを計画している方もいるでしょう。

確かに、運動不足や過食から起こる肥満は、体にとって負担となります。

しかし、ダイエット方法によっては体に悪影響を及ぼすものがあります。

異常値があって実行するなら、そのダイエット方法が自分に適しているのか医師に相談しましょう。

尿酸をつくるプリン体の約80%は体内でつくられています

「プリン体が少ないビール」などの宣伝を見た方も多いでしょう。

プリン体は食品にも含まれている成分です。

しかし食事によって体内に入ってくるプリン体は、実際は、全体の10~20%といわれています。

つまり、残りの約80%は体内でつくられているということになります。

そのため、食品中のプリン体は、摂りすぎなければ尿酸値にはあまり影響しません。

では、このプリン体はどのようなものなのでしょうか。

簡単に説明すると、プリン体とは細胞の核を構成する成分です。

私たちの体は、37兆個とも60兆個ともいわれる細胞からできています。

この細胞は、古い細胞から新しい細胞へと生まれ変わることで生命を維持しています。

その過程の中で、古い細胞が分解されるときにできるのが、プリン体です。

プリン体は、その後、おもに肝臓で分解されて尿酸という物質になります。

尿酸は、細胞の新陳代謝やエネルギー消費によってできた体の最終的な老廃物ともいえます。

尿酸が体内にたまりすぎると病気を発症しやすくします


悪いイメージが強い尿酸ですが、実は、体にとって大切なものです。

それは、体がさびるのを防ぐ「抗酸化作用」があるからです。

もちろん、尿酸は多すぎても少なすぎても体に良くありません。

では、尿酸はどのようにして体に影響を及ぼすのでしょうか。

通常、尿酸は血液によって腸や腎臓へ送られます。

その後、ほとんどの尿酸は尿や便などとともに体外に排泄されます。

しかし、尿酸は水にとけにくく、固まって結晶になりやすい性質があります。

そのため、血液中に増えすぎると体にたまり結晶化して、痛風や尿路結石などといった病気が発症しやすくなります。

痛風は足や指などの関節が赤く腫れて痛む病気です。

これはどういうことかというと、血液が滞りやすい関節に尿酸がくっついて、そこで結晶となり、たまりすぎた尿酸がはがれ落ちると、それを異物と判断した白血球が結晶をとり除こうとして激しく攻撃するのです。

通風は、こうして痛みや腫れを引き起こします。

結晶が大きくなったもの結石といいます。

尿路結石は、腎臓にできた結石が尿管に流れて途中で引っ掛かり、尿管内にとどまったものです。

糖質制限は尿酸値や中性脂肪値を高めるリスクがあります

尿酸値は、肥満になると高くなりますが、体重が減ると、尿酸値も低くなることがわかっています。

尿酸値を気にしてすでにダイエットに励んでいる方も多いでしょう。

しかし、尿酸値や中性脂肪値が高い方はダイエット方法を医師へ確認することが大切です。

たとえば、メディアや雑誌で話題の「糖質制限ダイエット」もそのひとつです。

糖質制限ダイエットとは、ごはんやパンなどの糖質を控えるダイエット方法です。

この方法を実践すると、当然のことながら脂肪やたんぱく質の摂取が増えてしまい、尿酸値が高い方の体に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

日本糖尿病学会によるとエネルギーの摂取は「糖質は50~60%」「脂肪は20~25%」が妥当であるとしています。

食生活を見直して記録を取り、ダイエットが必要な場合は、定期的に尿酸値や中性脂肪値の数値を確認するとともに医師のチェックを受けましょう。

脂質異常症の診断基準(日本動脈化学会より)

悪玉コレステロール(LDLコレステロール)140 mg/dL以上
善玉コレステロール(HDLコレステロール)40 mg/dL未満
中性脂肪(トリグリセライド)150 mg/dL以上

(まとめ)中性脂肪が多いと尿酸値も高くなりますか?

1. 尿酸値の高い人は、中性脂肪が多い傾向があります

尿酸値が高い人は、そうでない人と比べると血液中の中性脂肪が多いことがわかっています。

また、血液検査をして尿酸値が7 mg/dLを超えると「高尿酸血症」と診断されます。

尿酸値は、体質や生活習慣などが重なり合って上昇するといわれています。

2. 尿酸をつくるプリン体の約80%は体内でつくられています

プリン体とは、細胞の核を構成する成分です。

古い細胞が分解される過程でプリン体ができ、肝臓など全身の細胞で分解されて尿酸になります。

食事によって体内に入ってくるプリン体は、全体の10~20%、残りの約80%は体内でつくれています。

3. 尿酸が体内にたまりすぎると病気を発症しやすくします

ほとんどの尿酸は尿や便などとともに体外に排泄されます。

しかし、尿酸は水にとけにくく、固まって結晶になりやすい性質があります。

そのため、血液中に増えすぎると結晶化して、痛風や尿路結石などといった病気が発症しやすくなります。

4. 糖質制限は尿酸値や中性脂肪値を高めるリスクがあります

糖質制限を実践すると、脂肪やたんぱく質の摂取が増えてしまい、体に影響を及ぼす可能性があります。

尿酸値が高くダイエットが必要な場合は、尿酸値や中性脂肪値の数値を確認し、実践するダイエット方法を自分に合っているのか医師に相談しましょう。

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