中性脂肪が心配!卵は食べてよい食品なの?

卵は中性脂肪の元となる炭水化物をほとんど含まないのでOK


卵は私たちの体に必要な栄養素を効率よく含んだ食品です。

特に、卵2個に含まれるたんぱく質は、成人が1日に必要なたんぱく質の3割近くにもなります。

また体内でつくられず、食事の摂取によらなくては摂れない必須アミノ酸が9種類(乳幼児や子供は10種類)あります。

卵はこの9種類の必須アミノ酸がすべてバランスよく含まれています。

そして、肥満の原因ともいわれる、中性脂肪の元となる糖質は、ほとんど含まれません。

ゆで卵2個あたりの糖質はわずか0.3 gです。

世間ではよく「卵は1日1個が望ましい、食べ過ぎはよくない」といわれてきましたが、何故そういわれるようになってしまったのでしょうか。

それはたんぱく質に加え、コレステロールも多く含まれる食品だからです。

「コレステロール」と聞くと、あまりよくないイメージを持つ方も多いかもしれませんが、コレステロールは体に悪影響を及ぼすものばかりではありません。

もともとコレステロールは、私たちの生命維持に欠かせないもので、少ないほどよいなどというものではありません。

厚生労働省は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」で、それまで成人は男性750 mg、女性600 mgを上限としていた食事からのコレステロールの目標量を撤廃しました。

卵1個には約230 mgのコレステロールが含まれます。

そのため他の食品とあわせると、以前は存在したコレステロールの目標量をオーバーしかねない、と避けられてしまったのが原因のようです。

卵は安価で手に入れやすく、調理方法もさまざまあるので、とても使い勝手のよい食品です。

卵の豊富な栄養素を知って、毎日の食事には安心して卵を取り入れましょう。

卵にはどんな栄養があるの?

一般的な卵1個(Lサイズ、可食部55 g)の主な栄養素は以下の通りです。

  • カロリー 約83 kcal
  • たんぱく質 約6.8 g
  • 脂質 約5.7 g
  • 炭水化物 約0.2 g
  • コレステロール 約230 mg

卵は、特に、たんぱく質を多く含む食品です。

たんぱく質は、炭水化物、脂質と共に三大栄養素のひとつで、すべての生物の主要な構成成分です。

筋肉・臓器・皮膚・毛髪などの体構成成分や、ホルモン・酵素・抗体などの体調節機能成分として重要な働きをします。

たんぱく質は、生命の維持に欠くことができない成分です。

食品たんぱく質は、アミノ酸の構成により体内での利用率が異なります。

そのなかでも、卵は利用率の高い、良質なたんぱく質を多く含む食品です。

たんぱく質の含有量が多く利用率の高いものは卵の他に、肉類や豆類もあります。

卵に含まれるコレステロールにはよい働きをするものが

「コレステロール」と聞くと、あまりよくないイメージを持つ方が多いかもしれませんが、コレステロールは体に悪影響を及ぼすものばかりではありません。

コレステロールは、細胞膜やホルモンをつくる元の成分で、主に悪玉と呼ばれるLDLコレステロールと、善玉と呼ばれるHDLコレステロールの2種類があります。

卵黄に含まれる「レシチン」「オレイン酸」、卵白に含まれる「シスチン」という脂肪酸は、コレステロールの体内蓄積を抑え、悪玉LDLコレステロールを下げる効果があるといわれています。

また逆に、卵には、ミリスチン酸という物質がほとんど含まれません。

ミリスチン酸は、肝臓を刺激しコレステロール合成の材料ともなる脂肪酸ですが、血中に余ったコレステロールが肝臓にもどるのを邪魔する働きをするため、血中にコレステロールがあふれ動脈硬化の原因になるといわれます。

卵では摂取できない栄養素もあります

良質なたんぱく質を多く含み、中性脂肪の元となる炭水化物はほとんど含まない卵ですが、卵のみを食べるダイエットなど、著しく偏った摂取は好ましくありません。

例えば、卵には食物繊維が含まれていません。

食物繊維は、消化されずに小腸を通って大腸まで達する食品成分です。

主に便秘予防や、大切な腸の働きを正常にする働きがあります。

食物繊維はまた、体内でコレステロールからつくられる胆汁酸の体外(便中)への排泄を促進し、血中コレステロール値を下げる働きをします。

さらに食後の血糖値の急激な上昇を抑える作用もあります。

極端に偏った栄養素の摂取は、体内環境の乱れを引き起こします。

体内環境を正常に保つためには、他の栄養素の役割も考慮し、たくさんの食品をバランスよくきちんと摂取することが大切です。

(まとめ)中性脂肪が心配!卵は食べてよい食品なの?

1. 卵は中性脂肪の元となる炭水化物をほとんど含まないのでOK

卵は私たちの体に必要な栄養素を効率よく含んだ食品です。

卵2個に含まれるたんぱく質は、成人が1日に必要なたんぱく質の3割近くにもなります。

肥満の原因ともいわれる、中性脂肪の元となる糖質は、ほとんど含まれません。

2. 卵にはどんな栄養があるの?

卵はたんぱく質を多く含みます。

たんぱく質は炭水化物、脂質と共に三大栄養素のひとつで、すべての生物の生命維持に欠くことができない成分です。

そのなかでも、卵は利用率の高い、良質なたんぱく質を多く含む食品です。

3. 卵に含まれるコレステロールにはよい働きをするものが

卵に含まれる「レシチン」「オレイン酸」「シスチン」らの脂肪酸は、コレステロールの体内蓄積を抑え、悪玉と呼ばれるコレステロールを下げる効果があるといわれています。

また逆に、結果的に動脈硬化を引き起こすとされるミリスチン酸はほとんど含まれません。

4. 卵では摂取できない栄養素もあります

良質なたんぱく質を多く含み、中性脂肪の元となる炭水化物をほとんど含まない卵ですが、著しく偏った摂取は好ましくありません。

極端に偏った栄養素の摂取は体内環境の乱れを引き起こすため、バランスよく摂取することが大切です。

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