糖質の過剰摂取は中性脂肪が溜まって脂肪肝になりますか?

肝臓に中性脂肪が溜まると脂肪肝のリスクが高まります


「脂肪肝」という言葉を聞いたことはありますか?

文字通り、肝臓に中性脂肪が蓄積してしまう症状で、肝機能が低下していく病気です。

肝臓の病気というと、アルコールの飲み過ぎと思っている方がいるかもしれません。

しかし、近年では、ごはんやパンなど炭水化物、菓子甘味類など糖質を多く含む食事を好み、肥満や糖尿病などの生活習慣病の疑いがある方も脂肪肝になりやすいことがわかってきました。

肝臓は、食事から摂取した糖質、脂質、タンパク質をもとに体のエネルギーとなる中性脂肪を生成し、蓄積します。

正常な状態の肝臓では3~5%の中性脂肪を蓄えていて、運動などのエネルギー源として消費されていきます。

しかしながら、糖質を過剰摂取しエネルギーが消費しきれない場合は、余った中性脂肪が肝臓に蓄積され続けていきます。

結果、肝臓に30%以上の中性脂肪が蓄積してしまうと脂肪肝といわれる症状になるのです。

脂肪肝は、放置しておくと肝炎や肝硬変、肝臓がんと進行する恐れもあるので注意が必要です。

肝臓機能が低下すると体調を大きく崩します

肝臓は、体の内臓器官のなかで一番大きな臓器で、おもに4つの働きを担っています。

1つ目は、体内の老廃物や添加物から発生する有毒物質を分解し排泄する解毒作用です。

2つ目は、食事から摂取して胃腸で消化吸収されて栄養を体内の臓器が必要とする物質に分解・合成する代謝機能です。

3つ目は、肝臓で生成された中性脂肪をエネルギーとして蓄える貯蔵機能です。

4つ目は、脂肪の消化吸収を助ける胆汁を生成します。

従来、脂肪肝は、過剰なアルコール摂取が原因でかかる病気と考えられていました。

しかし、近年の研究で肥満や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が原因で「非アルコール性脂肪性肝(NAFL)」という病気にかかることが確認されています。

肝臓で処理できる量を越えた糖質摂取を続けたことで、中性脂肪が過剰に肝臓に蓄積されていき脂肪肝を引き起こすのです。

肝臓の機能が低下していくと、エネルギー代謝も低下していき、血糖値の調整がうまくいかなくなり、疲れやすくなったり食欲のコントロールが難しくなったりするといわれています。

また、脂肪肝が進行して、肝臓の細胞が壊れたり炎症を起こしたりすると、脂肪性肝炎を引き起こし肝硬変や肝臓がんなど深刻な病気になることも考えられます。

生活習慣を整えると脂肪肝は予防できます


肝臓には神経がないため、脂肪肝の状態では痛みなどによる自覚症状がなく、発見も対応も遅れがちになります。

ですが脂肪肝は、通院や薬といった治療に頼らず、自分で生活習慣を整えることで改善ができる病気でもあります。

脂肪肝を防ぐためには、栄養バランスの良い食生活が不可欠です。

食べ過ぎの傾向があるならば、主食のごはんやパンなどの炭水化物を2/3から1/2にするなど工夫するだけでも改善の効果が期待できます。

肥満の場合、適度な糖質制限は、減量にもつながるのでおすすめです。

脂肪肝の原因のほとんどが、糖質の過剰摂取ともいわれています。

過度な飲酒を控え、バランスのとれた食事に有酸素運動を加えると、代謝を促進し、肝臓への負担が軽減されます。

肥満や運動不足、偏った食生活や過度な飲酒といった生活習慣に問題がある場合は、脂肪肝を疑い、改善に努めましょう。

繰り返すダイエットは肝臓のリスクを高めます

痩せているからといって、脂肪肝にならないとは限りません。

ダイエットとリバウンドを繰り返していると肝臓に負担をかけ続けることになり、脂肪肝になっていることが考えられます。

極端に糖質制限をするような誤ったダイエットをおこなうと、体が栄養不足と認識し肝臓に脂肪を蓄積しようとします。

その結果、中性脂肪が体に溜まっていき、代謝が低下していくのです。

栄養不足にならないためには、糖質を控えた分、タンパク質、ミネラル、ビタミンなどの栄養素をしっかりと補給することが大切です。

ただし、タンパク質ばかり大量に摂取すると逆効果になることもあります。

肝臓は、タンパク質をアミノ酸に分解し、その際に発生する有毒なアンモニアを体外に排出するために尿素に変えます。

もちろん、タンパク質が不足すると筋肉やエネルギーとして消費されなくなるので、適量の摂取は必要不可欠です。

糖質も、タンパク質も、体の活動に必要な量をしっかりと摂取することが肝臓の働きをアップさせ、基礎代謝の高い痩せる体質を作ります。

(まとめ)糖質の過剰摂取は中性脂肪が溜まって脂肪肝になりますか?

1. 肝臓に中性脂肪が溜まると脂肪肝のリスクが高まります

脂肪肝は肝臓に中性脂肪が蓄積してしまう症状で、肝機能が低下していく病気です。

近年では、ごはんやパン、菓子甘味類など糖質を多く含む食事を好み、肥満や糖尿病などの疑いがある方も、脂肪肝になりやすいことがわかってきました。

2. 肝臓機能が低下すると体調を大きく崩します

糖質の過剰摂取による脂肪肝が原因で肝臓の機能が低下していくと、エネルギー代謝も低下していき、血糖値の調整がうまくいかなくなります。

疲れやすくなったり食欲のコントロールが難しくなったりして、体調を大きく崩すこともありえます。

3. 生活習慣を整えると脂肪肝は予防できます

脂肪肝の原因のほとんどが糖質の過剰摂取といわれています。

過度な飲酒を控え、バランスのとれた食事に有酸素運動を加えると代謝を促進し、肝臓の負担が軽減されます。

肥満や運動不足、偏った食事など生活習慣の問題は改善に努めましょう。

4. 繰り返すダイエットは肝臓のリスクを高めます

ダイエットとリバウンドを繰り返していると肝臓に負担をかけ続けることになるので、脂肪肝になっていることが考えられます。

極端な糖質制限をする誤ったダイエットをおこなえば体が栄養不足と認識し、肝臓に脂肪を蓄積して代謝が低下します。

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