糖質制限や運動で中性脂肪値は正常に保てるでしょうか?

中性脂肪は食事や運動で数値が変わります


中性脂肪とは、人間の体を動かすエネルギー源となる物質で、別名「トリグリセリド」と呼ばれ、健康診断の検査結果では「TG」等の記号で表示されています。

食事(食物)から摂取した脂質は、小腸から吸収されて血液中に入り、体内で体を動かすエネルギーとして利用されます。

エネルギーとして使いきれずに余ると、中性脂肪(皮下脂肪)として蓄えられます(体についた贅肉ともいわれています)。

中性脂肪は、生きるために必要な体のエネルギー源で大切なものです。

中性脂肪には適正な標準値というものがあり、男女の性別・年齢・体格・体質により変わりますが、大体39~149 mg/dL が正常とされています。

健康診断の検査結果では、ご自身の中性脂肪の数値範囲はいかかでしたか?

高すぎても低すぎても体に負担がかかり、不調や病気の原因になるそうです。

血中の中性脂肪値が高すぎると「脂質異常症」という状態となり、血管の動脈硬化が起こり心筋梗塞や血管の詰まりが原因の病気にかかりやすいリスクが高まります。

中性脂肪が肝臓に蓄積しすぎると「脂肪肝」になる可能性もあるといわれています。

一方、中性脂肪値が低いと栄養不足で動脈硬化になり、めまいや偏頭痛を起こす可能性もあるようです。

数値に明らかな異常があれば、受診した医師の診断と指導のもと、回復途上でいらっしゃるでしょう。

そこまでではないなら現状維持や予防として、中性脂肪対策を食事や運動で行っていくには、食事制限や糖質制限を生活に取り入れ有酸素運動を行うとよいようです。

動脈硬化はサイレントキラーと呼ばれ、気付かずに進行するようですので、若いうちから積極的に中性脂肪対策をしていく必要がありますね。

これは病気と診断されないが健康ともいえない未病の予防といえ、生活習慣病にならないため非常に有効だそうです。

中性脂肪は食事制限と運動で改善できます

中性脂肪「トリグリセリド」について述べてきましたが、多すぎても少なすぎてもよくない、生きていくのに必要なエネルギーだということがわかりました。

このエネルギーは、食事(食物)で摂取します。

消費しきれずに余ってしまうと、どうなるのでしょう?

余った分は、肝臓で中性脂肪に合成されて肝臓や脂肪細胞に蓄えられます。

これは、飢餓に備えるための働きといわれていて、ある程度は必要なもので悪いことではありません。

過剰な蓄積が体に悪い作用をもたらすのです。

食物で糖質を多く摂って余るとこれも蓄えられていきます。

余分に摂取しないように、食事制限(糖質制限含む)と運動で容易に改善できるそうです。

後ほど食事制限・運動についてもふれていきましょう。

蓄えられた中性脂肪は、食事量が減ったり有酸素運動を行ったりして、エネルギーが不足した時に
代謝されます。

適正な食事量と運動で摂取したカロリーと消費するエネルギーが釣り合っていれば(ちょうどよいバランス)余分な中性脂肪は溜まりにくいといわれています。

中性脂肪が正常範囲をでると病気にかかりやすくなります


中性脂肪がどのようなものなのかみてきましたが、なぜ正常範囲でないとよくないのでしょうか?

この中性脂肪がたっぷり蓄積すると、皮下脂肪がつくこと(肥満)になります。

もともとの体格・体質はそれぞれ違うので各人の目安となる数値も変わるでしょう。

中性脂肪の数値が高いと起こりやすい病気があります。

数値が高くなると、血液中の善玉コレステロール(HDLコレステロール)が減ってしまい、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が増えてしまうそうです。

悪玉コレステロールが溜まってしまう(増える)と、血栓の原因となり、動脈硬化を引き起こす可能性があるといわれています。

また、中性脂肪の蓄積は脂肪肝の原因にもなるそうです。

脂肪肝は、肝臓にたっぷり脂肪がついてしまったフォアグラ状態のことで、肝臓の機能が低下してしまい、肝硬変・肝臓がんの原因にもなる可能性があるといわれています。

このように中性脂肪が原因となるさまざまなよくない問題は、食事・生活習慣で改善していきたいものです。

逆に中性脂肪が低いとどうなのでしょう。

痩せ型の人に多いともいわれています。

中性脂肪は、生きるためのエネルギーなので足りないと健康を害する恐れがあります。

栄養素が足りない状態では、細胞をつくれなくなり、栄養欠乏によりやはり動脈硬化になる可能性があるそうです。

あまりに低い場合は、肝臓・腎臓の機能低下や他の病気の疑いもあるようです。

このように病の原因には、食事や運動が大きく関係していることがわかります。

食事制限や適度な運動で生活習慣を改善し、健康な生活を送りたいものです。

生活習慣(食事・運動)を改善して中性脂肪を整える

中性脂肪を蓄積させない、または、極度に減らさないためには、どうしたらよいのでしょうか?

食生活を整える(食事制限・糖質制限食を取り入れる)、適当な運動をする(有酸素運動)ことで生活習慣を改善していけば、肥満の解消・予防にもつながります。

毎回きっちりとした食事管理を継続していくのはとても大変なことに感じますね。

そうした時、目安となるものがあり、楽しみながら続けて行けたら効果がでるのではないでしょうか?

食事(内容・摂り方)や生活習慣を振り返ってみましょう。

食品バランスガイド(農林水産省 http://www.maff.go.jp/j/fs/diet/nutrition/)をみると、五大栄養素(タンパク質・脂肪・炭水化物・ビタミン・ミネラル)についてわかりやすく記載があります。

五大栄養素の主な働きと、それらを多く含んでいる食品は次のとおりです。

栄養素名 主な働き 多く含む食品
タンパク質 体をつくる 肉、魚、卵、大豆製品など
脂質 エネルギーになる バター、マーガリン、植物油、肉の脂身など
炭水化物 エネルギーになる ご飯、パン、めん、いも、砂糖など
ビタミン 体の調子を整える 緑黄色野菜、果物、レバーなど
ミネラル 骨や歯などをつくる   体の調子を整える 海藻、牛乳、乳製品、小魚など

中性脂肪の高い・低いには、血糖値も関係してくるそうです。

検査を受けた病院や医療機関に相談・指導を受けて健康状態を確認していきましょう。

(まとめ)糖質制限や運動で中性脂肪値は正常に保てるでしょうか?

1. 中性脂肪は食事や運動で数値が変わります

食事内容のバランスと運動を確認・把握するように指導を受けたら、中性脂肪の目標数値を目指して食事内容、運動の内容や量を決め、継続しましょう。

2. 中性脂肪は食事制限と運動で改善できます

中性脂肪は、生きていくのに必要な食事で摂取するエネルギーですが、余ると肝臓や脂肪細胞に蓄積し、よくありません。

余らないよう食事制限と運動で改善するには、摂取カロリーと消費エネルギーが釣り合うようにします。

3. 中性脂肪が正常範囲をでると病気にかかりやすくなります

中性脂肪の数値が高いと血液中の善玉コレステロールが減少し、悪玉コレステロールが増えるそうです。

悪玉コレステロールが増えると、動脈硬化や脂肪肝になりやすいといわれています。

低すぎるとエネルギー不足になります。

4. 生活習慣(食事制限・運動)を改善して中性脂肪を整える

食生活を整え、適当な運動をすることで生活習慣を改善し、病気を予防しましょう。

医師の指導のもと、1日の食事バランス・運動内容を決めて実行して、目標の数値を目指したいですね。

関連記事

ダイエット中でも選べるおいしい低糖質食事
ページ上部へ戻る