喘息もちの人が糖質制限を行っても良い?

主治医とよく相談し、指示に従うことが重要です


喘息もちの人にとって、ダイエットは難しい課題です。

喘息の発作を起こさないよう気を付けつつ、薬を飲みながらダイエットするとなると、条件が多くなるからです。

運動や急な動きによって発作が起こるタイプの喘息もちの人には、糖質制限は大変な注意が必要ですし、バランスのとれた食事が喘息をコントロールしていくために重要ですので、大変難しくなります。

ところで、喫煙や生活習慣の乱れとともに、肥満も、喘息を悪化させる要素の一つであり、しかも肥満になればなるほど発症率も高くなることが言われています。

それは、腹部の脂肪沈着のため、横隔膜が上方に位置するようになり、肺の空気量が減ることにより、体内で様々な反応が起こるからです。

喘息もちの人にとって、肥満しないようにすること、肥満解消のために減量することは、欠かせないのです。

そこで、ダイエット方法については、主治医と相談して決め、自己判断で行わないようにしましょう。

それは、喘息のタイプや発作が起こるパターンは、患者さんひとりひとりによって、様々に異なるからであり、
生活スタイルによって、糖質制限をどこまで取り入れたらいいのかについても異なってくるからです。

肥満は喘息を悪化させるリスク要因の一つ

アメリカの著名な学会誌、American Journal of Respiratory Cell and Molecular Biologyに、BMIという肥満度を表す指数が高くなると、喘息を発症するリスクも高くなる、という研究論文が掲載されています。

それによると、BMIが30で肥満の人は、BMIが25未満で普通の人の1.92倍の喘息リスクをもつということです。

また、別の論文によると、重症な喘息もちの人には肥満の人が多いと言われ、肥満の人は喘息をコントロールできにくいとも言われています。

喘息の発症と悪化には、それぞれに様々な要素が原因となっています。

肥満は、発病にも悪化にも関係しているリスク因子です。

まず、体についた脂肪が肺に入る空気の量を少なくすることと、首についた脂肪が気道を狭くすることで呼吸しづらくなることがあるようです。

また、肥満によって脂肪細胞が増加し、その脂肪細胞が出す数種類の物質(アディポサイトカイン)が、喘息の治療を妨げたり、気管支の炎症を促進させたりして喘息になりやすくする、と考えられています。

喘息に悪い食べ物は避け、喘息に良い食べ物で糖質制限する


喘息に悪いと言われる食べ物は、アレルゲンとなるもの、あくの強い食べ物、気道を刺激する食べ物です。

アレルゲンとなる食べ物は、主に、卵や牛乳、果物の一部などですが、アレルギー検査を行うとひとりひとりの喘息を起こす食べ物が分かります。

アスピリン喘息もちの人には、食品の保存料や着色料、香料が喘息を起こす原因になります。

あくの強い、たけのこやほうれん草などの食べ物は、気管支粘膜を刺激します。

冷たいものや香辛料の効いた食べ物は気道を刺激し、喘息を起こしすことがあります。

喘息に良いと言われる食べ物は、大根やシソ、黒豆など、炎症やアレルギーを抑える食べ物です。

個人により違いますので、主治医と相談しましょう。

ところで、食べ過ぎや便秘は、横隔膜を上げて、喘息を起こしやすくします。

腹八分目に食べる量を抑え、食物繊維や水分を摂るという点は、低糖質食に繋がるものがあるかもしれません。

食事以外の生活改善も喘息コントロールには必要

減量すること以外にも、喘息もちの人には生活面での注意や配慮、工夫が必要です。

なぜなら、成人の喘息は様々な要因が複合的に絡み合って起こると考えられているからです。

まず、医師の指示には従い、薬を自己判断で止めたり、減薬したりしないようにしましょう。

アレルゲンは食事以外にも、埃やダニ、ペットの毛、季節的な花粉などがあるので、掃除はこまめに行いましょう。

煙草や空気を汚染する物質を吸い込まないように注意することも大切です。

そして風邪やインフルエンザにかかると、喘息のリスクが悪化します。予防接種や手洗い、うがいをしましょう。

適度な運動で、喘息を悪化させる要因であるストレスを解消していきましょう。

そのうえで、低糖質食を上手に生活に取り入れて肥満を避け、喘息の長期的なコントロールを続けていきましょう。

(まとめ)喘息もちの人が糖質制限を行っても良い?

1. 主治医とよく相談し、指示に従うことが重要です

喘息もちの人は発作や服薬などがあるため、特に運動を伴うダイエットは難しいこととなります。

しかし、肥満は喘息悪化のリスクの一つです。

ダイエットをする場合は必ず医師の指示に従って行いましょう。自己判断で行わないようにします。

2. 肥満は喘息を悪化させるリスク要因の一つ

肥満の人は、そうでない人に比べて喘息のリスクが高く、コントロールも難しいという論文が発表されています。

腹や首についた脂肪が、呼吸しづらくし、脂肪細胞が出す物質(アディポサイトカイン)が喘息の治療を妨げるからだと言われています。

3. 喘息に悪い食べ物は避け、喘息に良い食べ物で糖質制限する

喘息に悪いと言われる食べ物は、アレルゲンとなるもの、あくの強い食べ物、気道を刺激する食べ物です。

喘息に良いと言われる食べ物は、大根、シソ、黒豆などです。

食べ過ぎや便秘でお腹が膨れることも、喘息に悪いとされます。

個人により違いますので、主治医と相談しましょう。

4. 食事以外の生活改善も喘息コントロールには必要

成人の喘息をコントロールするため、生活面でも注意が必要です。

服薬や食事は必ず医師の指示に従いましょう。

埃などのアレルゲンを排除するため、掃除をし、煙草や汚れた空気は避けましょう。

風邪やインフルエンザにかからないようにしましょう。

ダイエットのプロ・低糖質食のエキスパート「ライザップ管理栄養士チーム」が完全監修!美味しくて続けられる「RIZAPの低糖質フード」がおススメです!

糖質制限は、糖質が含まれる食材を何でも制限する訳ではなく、食べられるお肉もあれば、飲むこともできるお酒もあります。糖質が高い食材、低い食材の基本的な知識をつけていくことでストレスのない糖質制限を続けていくことができるでしょう。

詳しくはこちら

関連記事

ダイエット中でも選べるおいしい低糖質食事
ページ上部へ戻る