糖質制限を行うと体がふらふらすることがありますか?

まれにありますが、その原因は誤った食事制限です


糖質制限を始めてから、体の調子に変化が起こり、体がふわふわする感じを経験する場合があります。

例えば、立ちくらみ、体がふらふらする、足がつるようになった、眠気が起こる、体がだるいなどです。

これらに共通している原因で最も多いケースは、糖質制限にプラスして、自己流のカロリー制限を行ってしまっている場合です。

糖質制限を行うことがイコール、食事の全体量をとにかく抑える、という間違った考え方をしているのです。

このためエネルギーや、健康な体の維持に必要な栄養が不足してしまうのです。

また、それまでジュースや清涼飲料水などで水分を摂っていた人が、「糖質制限を始めたから飲んではいけない」と考えて、その分の水分補給をしなくなり、体が水分不足になってしまっていることもあります。

正しい知識と指導のもとで糖質制限を行えば、健康な体に必要な水分、ビタミン、ミネラルなどをしっかりと摂取しますので、ふらふらする立ちくらみやめまい、足がつることや倦怠感などが起こることはありません。

ただし、何かの疾患が隠れている場合も考えられますので、状況によって、医師に相談することが大切です。

糖質制限とはすべての食物を制限することではありません

早く痩せたい、すぐにダイエット効果を出したい、という理由で糖質制限をする場合、食事のカロリーを抑えたり、すべての食事量を減らしたりするのは誤った方法です。

健康な体を維持するために必要な栄養素は、炭水化物、タンパク質、脂質の三大栄養素です。

糖質というのは炭水化物から食物繊維を引いたものを指します。

体を動かすエネルギー源が消費される順番は、糖質、体脂肪、タンパク質ですが、糖質の多い食事を摂り続けると体脂肪の燃焼が後回しにされてしまいます。

また、過剰に糖質を摂り続けると、糖質摂取によって分泌されるインスリンが、余分な糖質を脂肪に変えてしまうため、結果的に体脂肪が増えてしまうことになるのです。

忙しい現代人の食生活は、市販のお弁当類、ラーメンやファストフード、パスタなど炭水化物の多いメニューに偏りがちです。

正しい糖質制限は、糖質を多く含む食品やフルーツ、糖分の多いスイーツやドリンク類などを減らすことで糖質を制限するかわりに、良質なタンパク質や野菜、食物繊維をしっかり摂ることを推奨しています。

また、生命維持に必要なエネルギーを確保するため、過剰なカロリー制限をしてはいけません。

ふらふらする立ちくらみが起こるような食事制限では、健康的で安全な糖質制限とはいえないのです。

水分、ビタミン、ミネラルなどを積極的に摂りましょう


たくさん運動した日や体力を使った日に、足がつったり立ちくらみを起こしたりして、ふらふらすることがあります。

これらは脱水を起こしている、あるいは、ビタミン・ミネラルを消耗し、不足していることが原因と考えられます。

また、日常的に缶コーヒーやジュース類など、よくドリンクを飲む習慣があった人が糖質制限を始めると、糖質が入っているからと飲むこと自体をやめてしまい、結果として水分不足を起こすことがあります。

また、実はご飯やパスタなど主食には、糖質も多く含まれますが、同時に、水分も、多く含んでいます。

この主食を抜くことで、それまで知らない間に摂取していた水分を摂らなくなってしまっている場合もあります。

アルコールを飲む習慣があった人が糖質制限を行うことで、水まで全く飲まなくなって、水分が不足するケースもあります。

食事だけでなく間食なども含めて、自分が摂っていた栄養や水分を総合的にチェックして、現在、実際に満たしているかどうか確認することが大切です。

水分は重要です。

一度に大量の水分を摂るのではなく、1日を通してこまめに補給するよう心がけてください。

隠れた病気が原因でないか、自分観測を

体がふらふらする、という原因はエネルギーや水分、ビタミン、ミネラルの不足以外にもあります。

起立性(きりつせい)低血圧のほか、不整脈による脳循環不全、低血糖、あるいは運動機能の障害による場合や、脳の前庭(ぜんてい)機能に障害がある場合、そして、貧血の場合などがあります。

起立性低血圧は、横になった姿勢や座った体勢の状態から、急に体を起こした時に血圧が下がり、立ちくらみやめまい、ふらつきが起こるものです。

不整脈は、自覚症状がない人が多いのですが、症状が進むと、ふらふらと立ちくらみを起こしたりします。

低血糖症の多くは、現在、一般的に糖尿病治療に伴う低血糖が大多数を占めていますが、先天的な膵臓の機能障害やアレルギー体質が原因の場合もあります。

突然、ふらつくようになった場合は、脳梗塞(のうこうそく)や脳出血(のうしゅっけつ)の前兆を疑うことも重要です。

このほか運動麻痺、運動失調を起こす疾患には、糖尿病性ニューロパチーや、いわゆる難病であるパーキンソン病、脊髄小脳変性症(せきずいしょうのうへんせいしょう)、筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)などもあります。

垂直方向にふらふらするのか、全体にグルグル回ったようなふらつきか、吐き気はないか、激しい頭痛を伴っていないかなど具体的な症状を書き留め、医師にかかりましょう。

糖質制限を始めたタイミングと、たまたま同時期に症状が始まることもないとはいえませんので、水分や栄養素だけが問題なのか、何か異常な違和感を覚える場合、すぐに医師に相談することが大切です。

また、一つ覚えておきたいのですが、糖質には依存性(中毒性)があることが知られています。

糖質への依存度が高かった人ほど、急激に減らすと、中毒症状が強く出ると考えられています。

主食や菓子類、ドリンク類などを、突然、すべてやめると、精神的に追い込まれて、ストレスでふらふらする場合もあるといいます。

自分の体調や気分の様子を見ながら、少しずつ減らすスケジュールを立てることは非常に重要です。

(まとめ)糖質制限を始めると体がふらふらすることがありますか?

1. まれにありますが、その原因は誤った食事制限です

糖質制限と同時に誤ったカロリー制限をしてしまい、健康な体の維持に必要な栄養や水分が不足して、ふらふらすることがあります。

専門家の指導を受けずに自己流の食事制限を行うと、さまざまな問題があることを知っておきましょう。

2. 糖質制限とはすべての食物を制限することではありません

健康な体を維持するためには、炭水化物、タンパク質、脂質の三大栄養素が必要です。

このうち、食物繊維を引いた炭水化物が糖質であり、この糖質を制限することで体脂肪を減らします。

代わりのエネルギーとしてタンパク質、ほかにミネラルなども、十分に摂りましょう。

3. 水分、ビタミン、ミネラルなどを積極的に摂りましょう

缶コーヒーや清涼飲料水などいわゆるドリンク類で水分を摂っていた人が急にやめた場合、その分の「水分」は別にしっかりと補給しなければなりません。

またご飯など主食にも水分が多く含まれます。

摂取する全体の栄養に加え、水分も、考えて制限しましょう。

4. 隠れた病気が原因でないか、自分観測を

ふらふらする症状には、いろいろな原因が考えられます。

重篤な疾患が隠れている場合もありますので、気になる時は医師に相談することも大切です。

糖質制限は自分の体調や気分などの様子を見ながら、少しずつ行うスケジュールを立てて実行しましょう。

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糖質制限は、糖質が含まれる食材を何でも制限する訳ではなく、食べられるお肉もあれば、飲むこともできるお酒もあります。糖質が高い食材、低い食材の基本的な知識をつけていくことでストレスのない糖質制限を続けていくことができるでしょう。

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