糖質制限は体に良くないの?

糖質制限を行って体に良くないと感じる場合は間違った方法をしている可能性があります


糖質制限を行うと良くないといわれる理由の一つに、糖質に分類されるぶどう糖は脳の働きに必要不可欠だからというものがあります。

これは、ぶどう糖が不足すると脳の働きが悪くなるという考えによるものです。

しかし、糖質を制限しても、脳に必要な栄養を送る仕組みは体に備わっているため問題ないとされます。

もちろん、間違ったやり方は体に良くないので、無理なく自分にあった正しいやり方でやることが大切です。

正しい糖質制限は脳の働きに影響を与えることはありません

糖質は体のなかに入ると、ぶどう糖や果糖などの単糖類まで分解されて吸収されます。

ぶどう糖はグルコースと呼ばれることもあります。

体を動かすエネルギー源として、ぶどう糖はもっとも使われやすいものです。

脳の働きにもエネルギー源が必要ですが、脳に運ばれる物質は血液脳関門と呼ばれる場所を通過できないと脳のなかに入れません。

ぶどう糖はこれを通過して脳のエネルギー源となります。

糖質制限をしたときにぶどう糖の代わりにエネルギー源となる脂肪酸は、ここを通ることができません。

これが糖質制限をすると脳がエネルギー不足になるといわれる理由です。

しかし実際のところ、糖質を摂らなくても脳はきちんと働くと考えられます。

まず、体にはぶどう糖を作る仕組みが備わっています。

脂肪やたんぱく質を使い、肝臓でぶどう糖を生成することが可能なのです。

さらに、脂肪酸を燃焼したときに作られるケトン体と呼ばれる物質があります。

この物質も血液脳関門を通過することができるといわれています。

脂肪酸は直接脳に入ることができなくても、ぶどう糖の代わりとなる物質を作ることはできるのです。

これらのことから、糖質制限を行っても脳の働きは保つことができると考えられているのです。

過度に糖質を制限すると体に不調が出ることがあります


糖質制限を行うときに勘違いしてはいけないことがあります。

それは必要以上に糖質を摂らないことです。

人間の体に必要な栄養素として、たんぱく質、炭水化物、脂質が三大栄養素といわれています。
炭水化物とは糖質と食物繊維からなるものです。

糖質の過剰摂取は太りやすい体質を作ってしまうため糖質を制限するわけですが、糖質も体にとって必要な栄養素の一つには違いがありません。

そのため、必要以上に糖質を制限することで体に不調が出てしまう可能性はあります。

そのため、無理のない範囲で糖質量を調節する低糖質の生活が大切になります。

3食すべてを低糖質な食事にする方法もありますが、まずは1食夕食だけ低糖質にするなど、体調や生活習慣に合わせることが大切です。

糖質制限という言葉を間違って解釈して、必要以上に糖質を抜くことで体に不調が出る可能性があります。

あくまでも無理のない範囲で、運動とも組み合わせて行うのが正しい糖質制限だということを覚えておきましょう。

糖質制限を行えない場合もあるので注意しましょう

糖質制限は病気を持っている場合、医師の指導を受ける必要があります。

また、病気によっては糖質制限ができない場合もあるため、注意しましょう。

どのような病気があるのか、いくつかご紹介します。

肝硬変

糖質の摂取量を減らすと、血液中のぶどう糖が少なくなります。

ぶどう糖が少ない状態だと判断すると、たんぱく質や脂肪からぶどう糖を作り出す糖新生という働きが肝臓で起きるといわれています。

肝硬変で肝臓の機能が落ちている場合、この糖新生の働きも弱くなっています。

そこで糖質制限を行うと血中のぶどう糖を必要量保つことができず、低血糖症に繋がり危険だといわれています。

活動性すい炎

すい臓は血糖値の調節に関わっている重要な臓器です。

血糖値の上昇に合わせてインスリンを分泌するのもすい臓です。

また、血糖値のほかに、消化酵素を含むすい液を分泌しています。

活動性すい炎というのは、このすい液によってすい臓自身の細胞を消化してしまう「自己消化」が起きる病気です。

高たんぱく・高脂質の食事はすい液の分泌を促すので、糖質制限を行ってはいけないとされています。

腎臓病

腎臓はたんぱく質をエネルギーとしたときに作られる老廃物を排出させる役割があります。

腎臓の機能が落ちている状態で、高たんぱくの食事を摂ると腎臓への負担が大きいため糖質制限を行ってはいけないとしています。

腎臓の働きを調べる方法の一つが血液検査です。

本来腎臓の働きで排出されるはずのクレアチニンという物質があり、この数値に異常があると腎臓の働きが悪くなっていると考えられます。

(まとめ)糖質制限は体に良くないの?

1.糖質制限を行って体に良くないと感じる場合は間違った方法をしている可能性があります

糖質制限は脳の働きを悪くするから良くないともいわれますが、その心配はないと考えられます。

ただし間違ったやり方だと体に良くないので、正しく行うようにしましょう。

2.正しい糖質制限は脳の働きに影響を与えることはありません

脳の働きを悪くするから糖質制限が良くないとは考えられません。

糖質は脳の大切なエネルギー源に違いはありませんが、それを補う仕組みは体のなかにあるので問題ないといえるからです。

3.過度に糖質を制限すると体に不調が出ることがあります

糖質制限というと、糖質を徹底的に排除するイメージもあると思います。

しかし、糖質も体にとって必要なものであるため、過剰に減らすことは推奨されていません。

自分の体調や生活環境に合わせ、無理のない範囲で行うようにすることが大切です。

4.糖質制限を行えない場合もあるので注意しましょう

健康のために行う糖質制限も、持病などによっては行えない場合があります。

病気の治療中の場合は、必ずかかりつけの医師に相談してから行いましょう。

特に肝臓や腎臓、すい臓の病気を治療している人は注意が必要です。

お肉は糖質が高く、野菜が低いと思っていませんか?

糖質制限は、糖質が含まれる食材を何でも制限する訳ではなく、食べられるお肉もあれば、飲むこともできるお酒もあります。糖質が高い食材、低い食材の基本的な知識をつけていくことでストレスのない糖質制限を続けていくことができるでしょう。

糖質制限中に食べられる食材とは?

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